「歴史教科書はこれで良いのか!」── 歴史教科書の現状を憂えて立ち上がった「日本の前途と歴史教育を考える議員の会(会長=古屋圭司衆院議員)」は、自民党青年局・女性局と協力し、教科書改善協議会(略称=改善協)の後援を得るという異例の組み合せで、去る6月14日午後、東京・千代田区永田町の憲政記念館ホールで、「正しい歴史教育を子供たちに!」をテーマに「国会議員・地方議員合同シンポジウム」を主催しました。参加者は国会議員が約50名、全国の都道府県議会議員等地方議員が約150名、改善協関係者を始めとする一般が約500名で、総勢約700名。500名定員のホールには立ち見の方がぐるりと取り囲み、中に入りきれない方はモニターテレビを観るというほど超満員でした。
同シンポジウムを開催するにあたって、自民党は安倍晋三幹事長名の通達を発し、「自民党といたしましては、歴史教育に関し、(1)歴史教育が国家の将来の根幹に関わる重要な課題であること (2)歴史教育に使用する歴史教科書の検定並びに採択は、毅然たる検定作業と公正な採択がなされることが重要であること (3)歴史教育の問題は憲法改正、教育基本法改正の問題と表裏一体の重要課題であること (4)参議院議員通常選挙の争点ともなりうること」という認識のもと、「重大な国家的課題については国、地方が一体的に取り組むことが必要」と、都道府県連に檄を飛ばしました。これにより地方議員の参加に拍車がかかったことは言うまでもありません。
| 教育委員を不当な圧力から守り、公正な採択を実現しよう
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プログラムは国歌斉唱に始まり、まず渡部昇一上智大学名誉教授が「教科書問題とは何か」と題して基調講演、次に来賓を代表して安倍幹事長が挨拶、続いて古屋会長が挨拶に立ちました。ここで、急遽かけつけてくれた河村文科相の挨拶があって、それからパネルディスカッションに入りました。パネリストは西川京子・自民党女性局長、城内実・衆院議員、清水誠一・北海道議、横山洋吉・東京都教育長、石川水穂・産経新聞社論説委員、藤岡信勝・つくる会副会長の6名。下村博文コーディネーター(議員の会事務局長)の巧みな進行により、「教科書改善への展望と課題
── 検定と採択」をテーマに、3年前の外圧がからんだ異常な採択戦のこと、現行教科書の問題点、採択調査資料の問題点、またしても始まりつつある外圧の問題などを鋭く指摘しつつ、「採択制度を改善し、不当な圧力から教科書採択権者である教育委員を守り、学習指導要領にもとづき公正な採択が行われるような環境を確保する」ことが国会議員・地方議員の具体的な役割であることが提起されました。
最後に衛藤晟一・議員の会幹事長が挨拶し、国会議員・地方議員・民間運動がお互いに連携を密にしてがんばることを約束しあって盛会裡に終了しました。
歴史教科書の改善に向けて、まさに歴史的一歩を踏み出したと言えるような誠に大きな意義あるシンポジウムでした。