| 国民へのアピール |
国民の皆さん
いま、日本の子どもたちの心に急速に「闇」が広がっています。日々伝えられる凶悪事件の加害者が子どもであったというケースが増加の一途をたどっています。家庭の崩壊が進む一方で、社会に漂う無力感が「壊れる子どもたち」を大量に生み出しています。この無力感の根は、戦後の占領によって国の制度を大幅に変更させられ、国民の努力によって経済大国に成長したものの、いまだにどこか自信を持てない精神の弱さにあります。遠因は敗戦にまでさかのぼるのです。
平成九年に設立された「新しい歴史教科書をつくる会」は、その趣意書で、「戦後の歴史教育は日本人が受け継ぐべき文化と伝統を忘れ、日本人の誇りを失わせるものでした。特に近現代史において、日本人は子々孫々まで謝罪し続けることを運命づけられた罪人の如くに扱われています」と述べました。この自虐的歴史観こそが、国に対する誇りを失わせ、自信喪失の底流を社会全般に広げ、子ども達の「心の闇」の原因となっているのです。
「つくる会」が推進する『新しい歴史教科書』の姿を、趣意書は次のように描き出しました。
【私たちのつくる教科書は、世界的視野の中で、日本国と日本人の自画像を、品格とバランスをもって活写します。私たちの祖先の活躍に心躍らせ、失敗の歴史にも目を向け、その苦楽を追体験できる日本人の物語です。教室で使われるだけでなく、親子で学んで歴史を語りあえる教科書です。子どもたちが、日本人としての自信と責任を持ち、世界の平和と繁栄に献身できるようになる教科書です。】
平成十七年度の採択の結果、およそ五千人の中学生がこの『新しい歴史教科書』を手にして授業を受けています。さきごろ、千葉県の私立中学校で、この教科書を用いた「神話」の授業が行われました。我が国の成り立ちは神話のベールに包まれていますが、ここから百二十五代の天皇に至る我が国の歴史の特色を、きちんとした構想で展開する感動的な授業でした。
全国の中学生がこの教科書で学び、我が国の歴史に対する愛情を持ち、認識を深め、それが芽を出し、葉を広げ、繁らせたとき、日本は変わります。
国民の皆様のご支援を心からお願い申し上げます。
平成18年7月2日
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