平成16(2004)年1月30日(金)
大学入試センターから回答?文章 容認できない不誠実な対応に、引き続き追求を
 
 
  大学入試センター試験に関する問題で、当会は27日、公開質問状を大学入試センターに提出していた。これに対し29日、大学入試センターから28日付の下記文書が当会に寄せられた。
  その内容は、27日に当会が大学入試センターに質問状を提出した際に行われた面談における口頭発言とほぼ同じ内容で、当会が提示した質問事項に誠実に回答しているものとは到底いいがたいものである。このような不誠実な対応は容認できるものではなく、当会は今後とも引き続き厳しく大学入試センターを追及していく予定である。
 
平成16年1月28日
新しい歴史教科書をつくる会
 会長 田中 英道 殿
独立行政法人大学入試センター
平成16年度大学入試センター試験試験問題に関する照会について
「世界史A」「世界史B」第1問B問5について、下記のとおりお答えします。

 平成16年度大学入試センター試験「世界史A」「世界史B」第1問A〜Cの問題は 、近現代の世界各地におけるナショナリズムについて問うたもので、その一つとして近代朝鮮におけるナショナリズムの問題Bにおいて取り上げました。
 「世界史A」「世界史B」試験問題の作成に当たりましては、高等学校学習指導要領に基づく現行の高等学校「世界史A」「世界史B」の教科書に準拠しており、選択肢の作成につきましても、多くの受験生の不利益にならないように、現行の高等学校「世界史A」「世界史B」の教科書を広く調査し文章を作るようにしております。
 今回、御指摘のあった「世界史A」「世界史B」第1問B問5の選択肢(4)の『第二次世界大戦中、日本への強制連行が行われた。』とある文章も、大半の現行教科書において使われている表現であり、作題に当たりましては、そのことに配慮いたしました。
 大学入試センター試験は、あくまでも現行の高等学校教科書の記載内容を踏まえて作題し、受験生が教科書に盛られた内容をどれほど理解しているかを問うものであります。
 したがいまして、御指摘の設問を採点から除外するなどの措置を講ずる必要があるとは考えておりません。
 今後とも、各方面の御意見をいただきながら、良問の作成に努めてまいります。

平成16年1月27日 >「教科書になくても出題できる」
つくる会の公開質問状に大学入試センター責任者が重大発言
公開質問状掲載