大学入試センター試験の世界史で、朝鮮人の「強制連行」が確定的な史実として取り扱われていた問題で、同センターが、出題自体には問題がないとの認識を「新しい歴史教科書をつくる会」(会長、田中英道東北大教授)側に伝えていたことが明らかになった。
二十七日に同問題を採点対象から外すよう求める公開質問状を提出した「つくる会」の藤岡信勝東大教授らにセンター試験を統括する松浦功事業部長らが対応、センターの見解を伝えた。
その中でセンター側は(1)問題は高校生の使う教科書に準拠して作成する(2)教科書に載っていればよく、史実に基づいているかどうかは検討していない(3)すべての教科書に載っていることだけで試験問題を作ることは不可能で、多くの教科書に記載があれば出題しても構わない−−などと伝えたという。
センター側は「史実を踏まえずに出題していいかのような誤解を招いたが、問題が、すべて史実に基づくかどうかまでセンターで検討できるわけではないという趣旨で申し上げた」と話している。
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