ドキュメント2001
平成13年採択結果
教科書採択の仕組み
学習指導要領 抜粋
近隣諸国と修正要求
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 平成十四年度から小学校と中学校で使われる教科書の検定結果が三日、文部科学省から公表され、中学社会科(歴史)では「新しい歴史教科書をつくる会」(西尾幹二会長)のメンバーが執筆者に加わった扶桑社(東京)を含む八社の教科書が合格した。また、教科書会社全般を通じて、「慰安婦」「南京事件」などで論議の分かれる点については、削除したり、簡略化したりする傾向が顕著になった。
 扶桑社申請の中学歴史教科書は、自国の歴史をおとしめる記述が目立ったこれまでの歴史教科書とは違う「新しい歴史教科書」を目指して執筆、編集された。合計で百三十七カ所の検定意見がつけられ、すべてについて修正を行った上で、合格した。
 この教科書をめぐっては、検定中に教科用図書検定調査審議会委員(当時)の野田英二郎・元駐インド大使が、不合格とするよう多数派工作していたことが明るみに出て、野田氏は更迭された。また、検定中に申請本(白表紙本)や修正内容が流出し、中国や韓国から圧力がかかるなど、検定制度のあり方にも一石を投じた。
 扶桑社からは、歴史教科書の他に、同じく「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーが執筆に加わった中学公民の教科書も合格し、それぞれ「新しい歴史教科書」「新しい公民教科書」と名付けられた...

産経新聞 平成13年4月4日

 「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーが執筆に加わった教科書をめぐって十三日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で、同会理事の田久保忠衛杏林大教授、藤岡信勝東大教授の二人と同教科書を批判してきた「子どもと教科書全国ネット21」の代表が共に記者会見し、教科書の狙いなどについて外国人記者の質問に答えた。
 「つくる会」の会見では「(同教科書が)日本が過去に行った負の部分を意図的に隠しているのでは」といった指摘が相次ぎ、米国紙の記者は「子供に愛国心を持たせることと、真実を伝えることのどちらが重要と考えるか」と質問。
 藤岡理事は同教科書が事実を踏まえていることを繰り返し説明し、田久保理事は「あなた(記者)の国で数年前まで国旗が掲げられず、国歌が歌われなかったようなことがあるか。日本の異常な状況をノーマルに戻そうというのがわれわれの考え」と理解を求めた。
 また「中国からの批判をどう思うか」という質問に、藤岡理事は「中国の教科書では事実をゆがめて日本人を邪悪な民族に描いているが、日本政府はそれを批判していない。中国政府が日本の教科書にものを言う権利はない」と述べた。
 「ネット21」の会見では「教科書を変えようとする人々は日本を普通の愛国心がある国にしようとしているが」との指摘に、石山久男・歴史教育者協議会事務局長は「二十一世紀の世界は国家だけを重視するのではない。学校が愛国心を養うための役目を果たすべきだとは到底考えられず、むしろ逆だ」と述べた。

産経新聞 平成13年4月14日

 民主党の菅直人幹事長は13日、国会内で記者会見し、歴史教科書問題について「国民の中にある不満を、アジア諸国に対してわが国は優れているという優越感をあおることで晴らそうという動きがあることに懸念を覚える」と述べ、「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーが執筆陣に加わった歴史教科書の記述内容を批判した。(01/04/14 産経Web)

民主・菅氏に公開討論要求  「つくる会」
 新しい歴史教科書をつくる会(西尾幹二会長)は16日、同会を非難する発言を繰り返している民主党の菅直人幹事長に、教科書問題に関する公開討論に応じるよう申し入れた。
 つくる会は、菅氏が発言の撤回と謝罪を拒否し、さらに発言を続けているのは「現在行われている参院選を意識した『政治利用』といわざるを得ない」としたうえで、「事態の重要性にかんがみ、直ちに公開討論に応じるよう要請する」としている。
これに先立ち菅氏は同日、岡山市内での記者会見で、つくる会から抗議文を受け取ったことを認め、「撤回も謝罪もするつもりはない。批判への謝罪、撤回要求は理解できない。内容的に問題があれば大いに論争すればいい」と述べた。
産経新聞 平成13年7月17日

つくる会の対応

 田中真紀子外相が八日の閣僚懇談会で、日本の教科書検定制度を批判する発言をしていたことが明らかになった。
 複数の政府筋によると、外相は「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーが執筆に加わった扶桑社の中学歴史教科書が検定に合格したことを念頭に、「事実をねじ曲げていることを承知の上でつくった教科書を合格とするような検定制度は問題だ」という内容の発言をした。
 そのうえで、外相は「政府部内でも意見の違いがあるかもしれない。各省庁にまたがる問題では話し合う場がほしい」と求めたという。
 しかし、韓国政府が修正を要求するなど教科書問題が微妙な時期を迎えているだけに、小泉純一郎首相は「よく話し合ってほしい」と述べるにとどめ、外相発言を外部にもらさないよう指示した。福田康夫官房長官も「閣僚懇談会の議題ではなかった話であり、外相の個人的発言である」との判断から記者会見でこの事実を公表しなかった。外相発言には自民党内からも「教科書検定は文部科学省の所管であり、越権行為だ」(幹部)との批判が出ている。(01/05/09 産経Web)

【ソウル8日=森千春】韓国が日本の中学歴史教科書の検定結果を批判している問題で、韓昇洙・外交通商相は八日午前、寺田輝介・駐韓大使を呼び、「誤り」や「わい曲」があるとして計三十五項目に及ぶ再修正を求める申し入れを行った。
読売新聞 平成13年5月8日

【ソウル8日=黒田勝弘】8日午前(日本時間同)、伝達された韓国政府の修正要求は、検定済みの八種類の教科書のうち「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーが執筆に加わった扶桑社の教科書に対する25項目と、その他七社の教科書に対する10項目の計35項目で、日本政府に対し早急な修正を求めている...
(01/05/08 産経Web)

産経新聞 平成13年5月8日
韓国政府の教科書修正要求
文科省の検討結果

産経新聞5月25日
【北京16日=伊藤正】新華社電によると、中国外務省アジア局の担当者は十六日、在北京の日本公使に対し、文部科学省の検定を合格した一部の歴史教科書について中国側の主張にそうよう記述の修正を要求した。同担当者は、中国側が主張する誤りについて具体的に記載した覚書を提出した。
 歴史教科書問題では韓国政府が日本政府に対し、三十五項目の修正要求をしている。

【北京17日=共同】北京の日本大使館は十六日、日本の歴史教科書の記述について中国側が具体的に問題点を指摘しているのは八カ所であることを明らかにした。

産経新聞 平成13年5月17日

 扶桑社の新しい歴史・公民教科書の是非が二十六日のテレビ朝日系の終夜討論番組「朝まで生テレビ!」で取り上げられた。視聴者の電話アンケートでは、新しい歴史教科書をつくる会を支持または積極的な評価が否定的な意見を上回った。
 電話アンケートの結果によると、つくる会に肯定的な意見は、「支持する」百一件▽「おおいに頑張ってほしい」四十二件▽「いろいろな視点があっても問題ない」三十三件▽「今までの教科書がおかしかった」二十件−の計百九十六件。否定的な意見は百五十六件だった。
 中国、韓国からの教科書修正要求についても、「明らかな内政干渉である」二百八十六件▽「まずは自国の教科書を見直せ」三十四件−などが「要求されて当然だ」の百十七件を大きく上回った...(01/05/26 産経Web)

産経新聞 平成13年5月26日
「朝まで生テレビ!」(『激論! "歴史教科書問題"とは何か!?』)主な発言
朝まで生テレビ!『激論! "歴史教科書問題"とは何か!?』

産経新聞5月26日
選定資料おざなり
 文部科学省の検定に合格し来年春から使われる小中学校教科書を選ぶ作業が全国の市町村、東京二十三区の教育委員会や国立、私立学校で本格化している。検定作業が遅れた中学校歴史・公民教科書の見本本も完成、教育委員会など採択関係者に届いている。
 七月中旬には、どの教科書が選ばれたか大勢が判明する。公立小中学校の教科書を選ぶ権限は法律で教育委員会にあると定められているが、事実上現場教師が選び、教育委員の権限が形がい化している実態が明らかになっている。文部科学省は公正な採択へ指導を強化している。(01/05/27 産経Web)

 来春から使われる教科書のうち、一般向けの市販が決まっていた扶桑社(本社・東京都港区)の中学校歴史・公民教科書が四日、全国の書店に並んだ。
 同社の教科書は、現行の教科書は公正ではないとする「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーが執筆陣に加わって文部科学省の検定に合格したが、合格前から特定の勢力や中国、韓国が非難したり、一部マスコミが批判的に報道したりした。扶桑社の教科書を選ばないよう、各地の教育委員会に求める動きもある。
 このため、扶桑社が「多くの人に読んでもらい、内容を読んでから批判してほしい」として市販に踏み切った...
産経新聞 平成13年6月4日

産経新聞 平成13年6月9日
扶桑社の歴史・公民教科書市販 大反響

学者グループ 教委に不採択要求

 新しい歴史教科書をつくる会のメンバーが執筆に加わった扶桑社の中学校歴史・公民教科書を学校で使わせないためのバッシングが続いている。歴史学者グループなどがこのほど、扶桑社の歴史教科書に五十六カ所の誤りがあるとする文書を全国の市区町村教委に送った。扶桑社や執筆者は「われわれの教科書だけを狙った妨害活動だ」と反発している...
産経新聞 平成13年6月22日

産経新聞 平成13年6月22日
不採択運動側の全面広告を掲載 朝日新聞
産経新聞 平成13年6月22日
扶桑社の教科書 山形、滋賀で不採択運動
産経新聞 平成13年6月24日
国立大教授ら不採択運動
産経新聞 平成13年6月30日
横浜市教組が不採択活動
産経新聞 平成13年7月7日
不採択ビラ、児童に配る