| 楽しみながら歴史を学ぶ |
| 「江戸・東京歴史まつり」レポート |
| つくる会東京支部江戸川区代表 森野力 |
去る8月16日(土)17日(日)東京都江戸川区の「タワーホール船堀」にて、「江戸・東京歴史まつり――『新しい歴史教科書」にみる日本の歴史」を、江戸川区・江東区・墨田区のつくる会会員が中心になって開催しました。
当日は地元のケーブルテレビや読売新聞の地方版にもカラーで掲載されるなど大きな反響をよび、2日間で1100名を越える来場者があり、つくる会の活動を大きくアピールすることができました。
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| 好評だった様々な工夫と展示 |
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会場は当ホールの一階展示場で、広さは約400平方メートル。通りすがりの人が入りやすいように、入口の「江戸・東京歴史まつり」の大きな看板を風船で飾り、外から見えるように設置しました。
まず、入り口近くにかるた・けんだま・こま・江戸錦絵凧など、昔の遊びを紹介するコーナーを作り、(女性陣のアイデアで)その前にござを敷いて、係りのものが子供たちと一緒に遊ぶことができるようにしました。これは親子連れが多かった今回の会では非常に好評で、親は子供を預けてゆっくりと会場を見ることができ、子供たちも親が帰ろうと言ってもなかなかその場を離れようとしない光景が何度も見られました。
続いて、江東区の会員の方が提供してくださった日本の近代の歩みをつづった記念切手のコーナー。のらくろやサザエさんなども含め、美しい絵柄を見ながら歴史をたどっていくことができ、熱心に見入っておられる方が多くいました。
次は前述の読売新聞にも掲載された松本東京支部長所蔵の「江戸城本丸大広間断面図」。これは幅2メートルほどもある大きなもので、我々素人が見ても線がたくさん引いてあるだけでよく分からないのですが、掲載日には遠方からこれをめあてに来場する方がおられたり、本職の大工さんがいろいろ確認されている光景も見られました。その横には教科書掲載の江戸城明け渡しの西郷・勝の会見のパネル(扶桑社提供)も設置しました。
その次は、東京支部で作成した本部版教科書パネルのコーナー。全39枚から14枚ほどを抜粋し、新しい歴史教科書」の良い点を中心にアピールしました。さまざまな年代の方が熱心に読んでくださり、心に残った展示アンケートでは、後述の「日本の歴史を支えた先人たち」のパネルに続き第2位でした。また、図書コーナーを手前に設置し、他社の歴史教科書もその場で比較しながら読めるようにしました。
続いて「日本の歴史を支えた先人たち」の15枚のパネル。これは会員一人ひとりが宿題として東京下町付近で活躍した人物(松尾芭蕉・勝海舟など)を中心に、自ら人物を選んで担当し作成しました。最終的に人物が決まったのは開催の2週間前で、突貫工事で制作がすすめられました。文章を書くほうも熱が入りましたが、会員の印刷会社の社長自ら悪天候の間隙を縫って、写真を撮りパネルの構成を工夫の上、良いものを作ってくれた陰の力がありました。その甲斐あって、アンケートでは最も好評を博しました。パネルの横にその縮小コピーをボックスに入れて、自由に持ち帰りでLきるようにしたこともよかったと思います。
その隣ではビデオを2本交互に上映。1本は明治時代、遭難したトルコ軍艦の乗組員たちを救助した、和歌山県大島島民の献身的な行為と、その100年後に起こった感動的なエピソードを紹介した、キリスト聖書塾制作の「エルトゥールル号の遭難」。もう1本は江戸時代、玉川上水の難工事を請け負って見事に完成させた、東京都水道博物館所蔵のアニメ「玉川兄弟」。初めてご覧になった方ぱかりで、多くの方が感動され、もっと多くの人に知らせて欲しい、ビデオ屋に置いていないのかとの問い合わせもありました。
その他、海外の教科書紹介のパネル、鉄道唱歌の紹介、水墨画のコーナー、縄文人とインディアンの関係のパネル、子供たちの四季の写真パネルなど、「まつり」にふさわしい盛りだくさんの内容となりました。
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| 楽しめることを最優先に |
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今回、うまくいった要因としては「江戸・東京歴史まつり」の表題がよかったと思います。「まつり」という以上、理屈でなく来られた方が気軽に入って楽しんでもらうことを優先して考え、歴史を体感し楽しむ中で、歴史教科書の現状及び扶桑社の教科書のまともさを知っていただければと願
っていましたが、教科書パネルも多くの
方がよく読んでくださり、十分に訴えることができたのではないかと思います。
今回の会を通して、我々の主張を人々の心に訴えていくことの大切さを知ることができました。また、アンケートから皆さんが共感し感動されている様子が伝わってきましたし、来年もぜひやってほしいという要望も何人もの方からいただきました。今後の採択戦にむけて、もちろん戦っていく相手を意識していかなければなりませんが、それ以外の圧倒的多数の人たちに我々の運動への理解と協力を得るために、今後も積極的にその輪を広げていきたいと思います。多数の人たちに我々の運動への理解と協力を得るために、今後も積極的にその輪を広げていきたいと思います。 |