| 団塊の世代は日本を守れるのか |
| 理事・弁護士・内田 智 |
本年八月で、戦後満六十年である。戦前の日本を知る人はほとんどが社会の第一線から退場してしまった。今や、占領中に生まれて戦後日本の混乱と欺瞞的な空気の中で育ち、権威の解体と反体制を叫んだ団塊の世代が、政府をはじめ裁判所や官僚や財界の中枢までをも占めようとしている。
彼らの多くは、未だに日本の歴史をまるで他人事のように冷たく悪し様に言い募るサヨクで反日である。つまりは自分の父祖との連続性が絶たれることに何らの痛痒を感じない人達である。個人的なむき出しの欲望を慎しみもなく無条件に肯定しようとする傾向が強い。だから、本来は保護すべき少女達と援助交際をするし、透明な存在の(規範を失った)殺人少年を産み出してしまう。過酷な占領体制(平和憲法と日米安保)と巧妙な洗脳体制(マスコミと教育界)の桎梏下に繁茂した「あだ花」であり、混迷する戦後日本の代表選手達だ。
このままの動きに任せて、彼らが今の考えでリーダーシップを取り続ければ、伝えるべき社会の伝統は滅び、国家のかたちも壊れてしまい、そもそも次代に継承させる日本自体が全く無くなってしまうのではないかという危機感を持たざるを得ない。
今夏、私たち「つくる会」の推し進める教科書の採択戦は、日本の教育のあり方を正すことに向けられた壮絶な闘いとなる。そして、今回勝たなければ後がない、必ず前回のリベンジを果たさなければならない背水の陣である。
十数年にわたって長引く不況、赤字国債で取り繕う財政破綻や少子高齢化の進展による影響で、国民には今後の社会の見通しについてジリ貧の悲観的なムードが蔓延し、傲慢な中国(経済力)や韓国(ヨン様?)に卑屈にすり寄って恥じない、どこか投げ遣りな雰囲気さえも漂っている。今こそ、日本中の八百万の神様からもお力を頂戴し、皆の英知を結集し、総力を振り絞って、体制内に巣くう反日勢力を凌駕、圧倒する闘いに勝利すべき秋である。
|