| この国の歩みの素晴らしさを丁寧に描写 |
| 拓殖大学学長・渡辺利夫 |
現代の教育の中で最も深刻な問題は、多くの若者達が私的な利益を追求し、「私的」に生きることをよしとし、逆に「公」に生き「公」に奉仕することが何か損なことであるかのような教育を施されてきたことにある。日本人の所得水準は、まぎれもなく世界で最高位の一つであるが、ある国際比較調査によれば、先進国の人々の中で現状への不満が一番多く鬱積しているのが日本人だという。その原因は、日本の歴史伝統をネガティブにしか評価せず、「公」に生きることの意義を若者に教えない教育の在り方にある。扶桑社の「公民」がこの現状を変革する新しい教科書として著されたことは欣快に耐えない。
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