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リレー随想 |
| 歴史捏造の悲劇 |
| ジャーナリスト・「日本文化チャンネル桜」キャスター 大高 未貴 |
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昨年の暮れのある大新聞に「新しい歴史教科書を恁R国主義揩ニ批判していた市民団体の中に、中核派がいたことが発覚」という記事が載った。ようやく新聞も恷s民団体揩フ胡散臭さに気付いた訳だ。ところで、二○○五年の四月、中国で吹き荒れた反日破壊活動がピタリと止んだ原因の一つに、欧米メディアが怩ネらば中韓の歴史教科書はどうなっているのか揩ニ、両国の歴史認識にメスを入れはじめたことが挙げられる。その結果は、日本の教科書のほうが中韓の教科書よりはるかにバランスが取れているというものだった。例えば、四月十二日付けのヘラルド・トリビューンは「教科書問題は単なる口実であり、日本が国連常任理事国の椅子を目指したことに対する北京政府の対抗策である」と分析。四月十八日付けのワシントン・ポストは「南京大虐殺で三十万人が死んだというなら、毛沢東時代の失敗で三千万人が飢え死にしたことはどう考えるのか。中国の教科書には一切の記述がない」と指摘した。
また、韓国の小学校教科書における「第二次世界大戦時、亡命政府が日本に宣戦布告し、我々は独立を勝ち得た」という驚くべき歴史の捏造も、世界に知られることとなった。
しかし、こうした嘘や捏造を貫き通すということも、考えてみればしんどい話だ。一つの嘘をつけば、その嘘を正当化するために次の嘘をつかねばならない。また、自国民の疑問も押さえつけておかねばならない。その結果出てくるのは言論統制・封殺という古典的な手法だ。しかしそうした手法も、インターネット全盛の二一世紀ともなれば通用しない。
二○○五年一月二日号のニューズ・ウイークは「世論を操るネット工作員」というタイトルで恍国全土で三万から四万人いるとされるネット警察官が、ネット上の言論を体制に有利な方向に運び、市民が政治的に組織化することを未然に防ごうとしている揩ニし恣チ定の用語をタイトルに含む掲示板への投稿はシャット・アウトされる揩ニ報じている。そうした禁句は千語以上にのぼり、その中には恣ニ裁揩ニ並んで恊^実揩ニいう言葉もあるという。
真実の追究どころか、真実という言葉の使用すら禁じられた国民はあまりにも哀しい。そしてそうやって平然と国民を弾圧している政権が、アジアの覇権国家たらんとさまざま画策していることを、我々日本人は決して忘れてはならない。
(おおたか みき)
フェリス女学院大学卒業後、大手旅行代理店、広告代理店勤務を経てフリージャーナリストとして独立。著書に『国々の公―世界9カ国ありのまま見聞録』『冒険女王―女一人シルクロード1万2千キロの旅』『神々の戦争―アフガン、イスラエル、サウジ、パキスタンの中東ルポ』。 |