第26回つくる会シンポジウム
『国民の文明史』発刊記念シンポジウム
平成16年2月1日、大阪メルパルクホール
日本文明に危機を克服する力はあるか
 
2月1日、先日の東京会場に引き続き、大阪メルパルクホールにおいて「『国民の文明史』発刊記念シンポジウム・日本文明に危機を克服する力はあるか」(主催:新しい歴史教科書をつくる会、後援:産経新聞社・扶桑社)が開催された。当日は、会場の座席数を越える1,120名が訪れ、ロビーでモニターを通じてシンポジウムに参加される方も多数でるほど熱気があり、大盛会であった。
 シンポジウムには、著者の京都大教授・中西輝政氏の他、同志社大学フェロー・加地伸行氏、皇學館大学助教授・松浦光修氏、評論家・西尾幹二氏が登壇した。
 

中西 輝政(京都大学教授)
昭和22年、大阪生まれ。京都大学法学部卒業ののち、同大学大学院修士課程国際政治学専攻終了。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院国際関係史専攻終了。米国スタンフォード大学客員研究員などを経て、現在、京都大学教授。主著に、『国民の文明史』(扶桑社)、『大英帝国衰亡史』(PHP研究所)、『なぜ国家は衰亡するのか』(PHP新書)など。

松浦 光修(皇學館大学助教授)
昭和34年、熊本生まれ。皇學館大学文学部国史学科を経て、皇學館大学大学院博士課程文学研究科に学ぶ。専攻は日本思想史。現在皇學館大学助教授。主著に、『竹内式部』(皇學館大学出版部)、『大国隆正の研究』(大明堂)、『やまと心のシンフォニー』(国書刊行会)、『いいかげんにしろ日教組』(PHP研究所)など。

加地 伸行(同志社大学フェロー・大阪大学名誉教授

昭和11年、大阪生まれ。京都大学文学部卒業。高野山大学助教授、名古屋大学助教授、大阪大学教授を経て、現在、同志社大学フェロー、大阪大学名誉教授。主著に、『儒教とはなにか』(中公新書)、『孔子−時を越えて新しく』(集英社)、『史記−司馬遷の世界』(講談社現代新書)、『沈黙の宗教−儒教』(筑摩書房)、『「教養」は死んだか』(PHP新書)など。

西村 眞悟(衆議院議員

昭和23年、大阪生まれ。京都大学法学部卒業。現在、衆議院議員、弁護士。「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟」幹事長。
主著に、『闘いはまだ続いている』(展転社)、『亡国か再生か』(展転社)、『誰か祖国を思わざる』(クレスト社)、『海洋アジアの日出づる国』(展転社)、『誰が国を滅ぼすのか』(徳間書店)など。

西尾 幹二 
(つくる会名誉会長・評論家)
昭和10年、東京生れ。東京大学文学部独文科卒業。同大学大学院文学修士。文学博士。評論家。主著に『国民の歴史』(扶桑社)、『異なる悲劇 日本とドイツ』(文春文庫)、『ヨーロッパ像の転換』(新潮選書)、『日本の根本問題』(新潮社)、『歴史を裁く愚かさ』(PHP研究所)、『壁の向こうの狂気』(恒文社21)など。

入場者アンケートより

◆大変勉強になりました。特に日本の文明に、「他国の悪が見えないこと」、「戦略的思考の欠如」という二つの弱点があるという点、わかりやすかったです。(20才・男性)
◆先生方お一人お一人真剣に意見を言われた。すっきりしました。(68才・女性)
◆多くの日本人が持っている、しかしうまく言い表せない、日本に対する不安、不満を代弁していた。(55才・男性)
◆古典・漢文を子供に教えることを通じて日本人を大人にするという話がよかった(47才・女性)
◆遠慮せず正しさをアピールしていくべきだと思う。(70歳・女)