■高森明勅(編) ■青林堂 ■1,365円(税込)
慰安婦問題――すでに決着が付いているはずが国連も巻き込み、米国議会にまで問題にされた。闇に入ってゆくこの問題を発端から丹念に調べ上げ、現地の声も拾い、これまで出された公的機関の報告文章の希薄さを検証する。それに対する日本側の対応の脆弱さも指摘。読み進めば日本の外交と現状も分かる。「本来友好であるべき両国民の感情の溝は回復困難なほど深まってきてしまった」が、ここまで来た闇の元凶は何処にあるのか。心ある日本人として知るべきことを、具体的な根拠を基に書かれている。 (平成19年9月号『史』掲載)